生野町(朝来市)は兵庫県のほぼ中央に位置し、日本海と瀬戸内海の分水界となっています。
平安時代に開坑したと伝えられる生野鉱山は町の発展だけでなく、徳川幕府や時の権力者の財政にも大きく貢献しました。
明治時代に入ると日本初の官営鉱山として近代化が進められ、町にも西洋文化が流入しました。
その後、鉱山は三菱財閥に払い下げられ、生野町は企業城下町として更なる発展を遂げることとなります。
1973年に閉山となりますが、町には鉱山ゆかりの文化遺産が数多く遺されており、鉱山町ならではの街並みを今に伝えています。